むし歯予防に効果バツグン!「フッ化物」とは



こんにちは。院長の山本です。

7月といえば、「海の日」がありますね。



毎年この日を迎えることで、

本格的な夏の到来を実感する方も

多いのではないでしょうか。




海水浴に出かけたり、

マリンスポーツを楽しんだりと、

夏は海を身近に感じる機会が

増えるかと思います。




そんなと私たちは、とある時期に

密接な関わりがあるのをご存じでしょうか。



それは胎児の頃です。



生まれる前の赤ちゃんは

お母さんのお腹の中で羊水に浮かんでいますが、

羊水海水ほぼ同じ成分でできているのです。




海水を構成する元素には

酸素・水素・塩素・ナトリウムなどのほかに、

「フッ素」も含まれています。



そして、このフッ素ですが、

実は「フッ化物」として

むし歯の予防や歯みがき粉、

歯科治療でも使われることもあります。




そこで今回は、

そんなフッ素の正体

少しご紹介したいと思います。






◆あらゆるものに含まれる「フッ素」の正体



そもそもフッ素は単一では存在できず、

カルシウムやナトリウムなど他の物質と結びついて

自然界のあらゆるところに

「フッ化物」として存在しています。



なかでもフッ化物濃度が高いのは、

魚介類海藻食塩緑茶の茶葉などです。



私たちは毎日口にするお水や食品から、

フッ化物としてフッ素を体に取り入れているのです。









◆むし歯予防における「フッ化物」の働き



フッ化物には、むし歯予防につながる

3つの働きがあります。



1. 歯の一番外側を覆っている

エナメル質を丈夫にし、

酸に溶けにくい歯質に変える。



2. エナメル質から溶け出たカルシウムや

リンを再び歯に戻す「再石灰化」を促進する。




3. むし歯の原因菌となる細菌の働きを弱め、

酸をつくりにくくする。








これらの働きから、

・歯みがき粉(歯みがき剤)

・洗口液

・フッ素(※フッ化物)塗布


等に利用されています。



(※ 歯科などではフッ化物のことを

単純に「フッ素」とご説明することが多いです)




みなさんがお使いの歯みがき剤にも、

フッ化物が入っているかもしれませんね。









◆フッ化物だけでは不十分!



これらの効果から「フッ素塗布」として

フッ化物はむし歯予防に用いられることがあります。



しかし、一度塗ったからといって

むし歯にならないわけではありません。




一生健康な歯でいるためにも、

セルフケアだけでなく定期検診で

早期発見!早期治療!

を心がけてくださいね。





山本歯科
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